ゴールドおよびシルバートナーを開発、業界初の両色を提供できる新プロダクションプリンター「Color 1000i Press」に搭載

富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区、社長:山本 忠人)は、「ゴールドトナー」「シルバートナー」を開発、プロダクションカラープリンティングのハイエンドプロ市場向け新商品「Color 1000i Press(カラー1000アイプレス)」の特殊トナーとして採用しました。日本では2015年2月6日に、中国を含むアジア・パシフィック地域ではそれ以降順次発売します。当商品は業界初のゴールドとシルバーの両色を提供できるゼログラフィー方式によるプロダクションプリンターです。

Color 1000i Press

新開発の「ゴールドトナー」「シルバートナー」は、EA製法の応用により、光輝性顔料をトナー樹脂で完全に包み込んだ形状を実現しました。このトナーを印刷物に対し均一に転写・定着を行うことで、光輝性顔料が印刷物に対して平行に配置され、光を反射しやすくなり、メタリック感を実現しました。また、本光輝性顔料は光を透過しない顔料であるため、さまざまな用紙注2でメタリック感の再現を可能にしました。従来はオフセット印刷などで対応していた表現が、プロダクションプリンター1台でプリントできることにより、印刷業のお客様のワークフローの改善や、新たな印刷アプリケーションによるビジネス拡大に貢献します。

新商品「Color 1000i Press」は、従来機のプロ市場向け機能を継承し、厚紙350g/m2でも毎分100ページ注4の高速プリントを実現する生産性に優れ、さらには新たに濃色用紙印刷にも対応したことで表現力が拡大しました。また、従来機注3から提供していたクリアトナーに加え、新開発のゴールドトナー、シルバートナーの3つの特殊トナーが選択可能になりました。デジタルプリントを活用したカタログ、ダイレクトメール、チラシ、ポストカード、名刺など、これまでシアン・マゼンタ・イエロー・ブラック(CMYK)トナーで再現していたプリントに対し、特殊トナーを活用することで高級感や季節感を表現でき、マーケティング効果の高い付加価値向上が図れます。

さらに、表裏レジ合わせやカラーキャリブレーション注5などの調整作業を自動化する「インラインセンサー」を標準装備注6。オペレーターの調整作業負荷を軽減し、調整作業を自動化させることで稼働効率を大幅に向上します。

「Color 1000i Press」のプリントサーバーには、新たに「PX1000 Print Server 3」を採用。新規ハードウェアと最新のサーバーソフトウェアにより、従来機注3よりも高速処理注7が可能になり、大容量データやバリアブルデータの処理スピードの向上を実現します。