Q4 プリント出力の頻度が減ってきたが、プリンターは品質を兼ね備えたものが必要?

いまや校正手段も出力紙を直接やり取りするオフラインの方法から、ファクスや電子メールを併用したオンラインでのやり取りが当たり前になってきています。輸送に掛かるコストは減ったものの、校正紙をデータとしてやり取りすることで新たなトラブルも増えてきています。
たとえば、校正を電子メールでやり取りする場合、受け取った人はその内容をプリントしておかないと他の第三者は確認することができません。また、モノクロファクスで受け取ると肝心の赤字がデザイン部分に掛かって読みにくくなります。よって赤字の内容を先方に電話確認することは必要です。
急ぐ場合等に連絡相手がつかまらないと納期を圧してきます。
高品位なプリンター&スキャナ機能にファクスをプラス(スキャナ&ファクスはA3まで)したDocuColor1450GAはお客様の必要に応じて校正方法を選択いただく事が可能です。
また、CTPの普及により平台校正や本機校正の機会が減り、印刷物の確認にはプリンターでの出力が主流となってきています。データの確認は印刷会社様や製版会社様の仕事だと割り切る事もありますが、データの不具合の確認は制作側にも求められています。
オンラインで校正データをやり取りする場合はお互いのプリント環境によって校正紙の品質に差が出るため、プリンターによっては極小文字の濁点と半濁点がハッキリと区別できなかったり、白抜き文字の輪郭が潰れて可読性に欠けるなどの問題が生じます。さらに印刷される色については、モニタのイメージと印刷物のイメージには大きな違いが生じることも少なくありません。
高品質なプリンターで出力し印刷側と制作側がお互いにデータの問題箇所がないか把握することが、円滑な校正のやり取りに繋がります。

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