Q25 「ちょっと色が薄いかな?」というとき、トナーの濃度を変える方法はある?

色味の確認をしたいという目的がある場合、ターゲットデバイスに近似した色を再現することがゴールとなります。通常は、キャリブレートを行い、CMYKプロファイルを割り当ててプリントすればターゲットデバイスの色をシミュレーションできますが、プロセスインキとEA-Ecoトナーでは色材も違うため完全に一致させることはかなり厳しい。このとき、「イエローが薄い」、「マゼンタが濃い」といったトナー濃度に関する問題は、「ユーザー調整カーブ」によって解決できます。「ユーザー調整カーブ」は複数作成できるため、外注先の多いデザイン事務所では印刷会社ごとに「ユーザー調整カーブ」を使い分け、求める色濃度を追求することができます。
そして、トナーの濃度をプリンターの許容範囲ギリギリまで上げてプリントしたいという場合は「濃度調整カーブ」を使用します。「ユーザー調整カーブ」はトナー濃度最大100%までの間で濃度を調整するが、「濃度調整カーブ」はトナー濃度を130%まで指定して調整することができます。キャリブレート結果も適用されないため、色の見栄えを派手にしたい等の要望に応えることが出来ます。

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